発達障害と生活環境の関連性

~特性を障害にしないために~

発達特性と発達障害は同じ?

人には必ず特性があります。じっとしていられなくて、好奇心が大勢で興味が移ろい易い為 キョロキョロして、落ち着きがないようなお子さんもいるし、逆に一つのことに集中し易いため、周りの声に気づかず、先生の指示を忘れてしまい易いお子さんなど、その特性自体は生物学的因子としてあるべきことです。

問題はその特性が濃く出る場合、生活する上で、または集団でコミュニケーションを取る上で許容を超えるようなケースが出てくると、問題行動として周囲から捉えられてしまいます。つまり発達障害と呼ばれてしまいます。

生活環境を整備することは重要

もちろん遺伝性で脳や身体に器質的な明らかな障害がある場合を除けば、生活環境を整備することで発達障害から特性に近づけることができます。

いくら定型発達に近いお子さんでも、例えば極端な場合、ネグレクトなど虐待に近い悪い生活環境であれば、障害に近づいていきますし、逆に障害に近い状態であっても、良い生活環境で子どもが成長すれば、普通に日常生活に困らなくなる可能性が高くなります。

このように周囲の理解や環境の良し悪しにより、子どもの特性の濃さ、生きづらさは変化します。真の療育によって社会的な経験を積み、困っている症状の多くに折り合いがついて、特性は目立たなくなります。

発達障害と生活環境の関連性 図1

生活環境を整備するには?

環境を整備して、発達障害から発達特性に近づけるにはどうすれば良いでしょうか?

その答えの一つのKeyPersonになりえますのが、こどもの専門医『かかりつけ小児科医』です。

下図をご覧いただければ、子どもの年齢が低いほど、未就学の年齢ほど療育の役割が大きく、かつ効果も高いです(黄色の▲参照)。
ただ一方、母親の受容(濃青色の▲))に関しては低く、うちの子は問題行動があると気付きが少ないので、母親も療育の必要性には距離感を持ちます。

また確定診断を受けるかことも回避できるので、母親も自分の子どもに対して『重い十字架』を背う必要がないので、気持ちも少し楽になります。
ただ、そのまま定型発達として成長の遅れだけなのかは、誰もわかりません。神のみぞ知る』と言えます。

そこで『かかりつけ小児科医』の必要性に繋がります。
『かかりつけ小児科医』が早期に療育に携わり、療育への環境整備に関心を持って積極的に携わって頂くことで、真の療育の普及に繋がります。

発達障害と生活環境の関連性 図2

早期の療育をスタート

早期の発達障害がある子どもは周囲から発見されにくい、認知されにくい、理解されにくいという特色があります。

最近は、発達障害の傾向があるお子さまへの「早期療育」をおこなう例が増えてきています。

早期から介入し療育をおこなうことで、特性自体を治療することは難しいものの、いじめ、不登校、抑うつなど、二次的な問題を予防することが実証されております。

 

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